2023-01-22 これは名古屋では有名な出来事 青窓紀聞 文化14年10月。上旬、南寺町西本願寺で東都第一の画工葛飾北斎が120畳敷きの達磨大師を描く。聞いたこともないような大きな絵であった。もっとも堂前の庭で行ったようで水野正信は見ておらず、残念残念。目は6尺(1尺は約30センチ)。鼻は9尺。耳は1丈(1丈はやくメートル)2尺。面は3丈2尺。筆は米俵5ツのものが1本。竹鍬箒1本。椶櫚(しゅろ)箒1本。出来上がったものは大光院高泉和尚が貰ったとのこと。高泉和尚はのちに万松寺へ入院し、黄和泉和尚となる。いろいろな話があった。