名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

誰かが教えてくれたのか

元禄8年6月18日。
昼過ぎから文左衛門は山崎に漁に出かける。
橋から上流10町(1町は約109メートル)ほどで網を打って鮠などを獲る。
潮先で鯐(すばしり)を捕ろうと夕暮れ前に橋の辺りまで戻る。
しかし、潮が満ち、鯐はひとつも獲れず。
鯐は潮が引いた時に橋の上下20町の間で網を打てとのこと。
また、潮がそろそろと満ちてくる時も吉と。
戌半(午後8時)に帰る。