名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

自信は油断につながる

元禄6年11月19日。
枇杷島の売人が小田井に行って木綿36斤を買い求めめたが、懐にはまだ金1両が残っていた。
この男は少し力自慢で、1人で夜道を帰った。
戌刻(午後7時)、枇杷島橋を過ぎると賊1人が現れ近づいてくるが、売人は投げ飛ばした。
するとさらに賊が現れて棒で売人を打ち倒し、木綿・残った金・衣服を奪って逃げ去った。
売人の命に別状はなかったが、立ち上がることができなかった。