名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

これも情けか

元禄6年9月26日。
晴天。
午2刻(午前11時頃)、先日御預けの輩が残らず追放となる。
金子2分ずつが路銭として与えられる。
甫針だけは1両2分与えられる。
何れも大小・袴・鼻紙・袋までも渡される。
十右衛門についても同様であった。
太夫僕が堺川(境川)まで送っていく。
小嶋久平は乱心のため言い渡しが未だ行われず。
昨日、蝦江庄左衛門が御暇を出される。
日頃から行いが悪いと言い渡し。
博奕での沙汰はなかった。
これらは誰も組下の悪党を明かさなかったのでしばらく閉じ込めおかれていた。
杢太・紋右は支配下でないので不問とされる。
徳光弥兵衛は井野口六郎左衛門の叱りにあう。
この日、青木五兵衛が小普請吉田加右衛門へ御預けとなる。