名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

いやいや、本当に大騒ぎの法事だ

元禄4年9月11日。
この日からより相応寺において相応院殿の千部法要が行なわれる。
16日までで50年忌。
御馳走奉行は大寄合長野修理、寄合生駒主計ならびに御国奉行稲葉九郎左衛門が務める。
相応院殿とは源慶公(義直)の尊母であった。
光友公から相応寺へ銀30枚、宰相公(綱誠)から御香奠金1枚が贈られる。
僧侶の数220人にもなる。
建中寺大森寺には衣が贈られる(時服)。
竹中監物使者が武州からやって来たが、道中で落馬し、股が大きく腫れてしまい焼香の際にとても困ったと。
この御法事の際、男女が白洲から縁に押しあがったが、奉行衆がうまくあしらったと。